企業ホームページにおいてWebデザインが果たすべき役割とは?
Webデザインには、大きく2つの役目があります。
1つは、情報を見やすく分類すること。
2つ目は、Webサイトの雰囲気づくり=その企業らしさを演出すること。
情報の分類
良い映画やドラマのストーリーには、展開にメリハリがあるように、良いWebサイトにも見せるべき情報にメリハリを持たせることが大事です。
「Webサイトに載せたいことがたくさんある」それはとても良いことです。でもそれを思いつくままに順不同で並べてしまったら、見る人にとっては何を行っている会社なのか、何が強みなのか掴みにくくなります。
「どの分野の会社なのか」
「どのような業務/製品をいくらぐらいの料金で扱っているのか」
「それはどんな人のどんな問題を解決してくれるのか」
「この会社の強みは何なのか」
「会社はどこにあり、営業エリアはどこか」
求めるお客様に御社に見込みを持ってもらうために、同業他社との違いを明確化し、他社より秀でている部分をより強調しましょう。その上で、お客様の視点や切り口で情報を分類します。
△ ご挨拶、業務案内、会社案内、メールアドレス
○ 住宅の新築、住宅のリフォーム、完成までの流れ、費用の概要、よくあるご質問、お問い合わせフォーム
そして、Webサイトを見る時の「導線」を意識してメニューを配置します。先ほどランク付けした順に目に入るように、ページの左上から右下にかけて、流れるようにページへのリンクを配置し、その間に補足的なメニューや文言を置いていきます。
企業らしさの演出
企業のホームページはアートギャラリーではありません。ですから「表現としてのデザイン」は一番大切なこと、ではありません。しかし美しいWebデザインは、Webサイトを見ている人の「無意識」に働きかけて、その企業の印象を植えつけるチカラがあると考えています。特に「色」は大事な要素。コーポレートカラーをWebサイト全体に行き渡らせると、色合いと製品情報を一緒に覚えてもらえ、より強い印象を残すことができるでしょう(右脳と左脳を両方使います)。
そして更に、Webデザインに気を使うことは、企業の”おもてなし”の気持ちも反映するものです。玄関や客間はきれいにするように、企業のWebサイトは訪れた方をもてなす場ですから、そこのデザインに気を使うことが大事であることは、言うまでもありません。
私たちのデザイン作業風景は、時に、端から見ると怪しいかもしれません。頭を横にして眺めたり、2m離れて見る、横目で見る、目をぼかして眺める、鏡に映したり、プリントして床に放り投げておく、逆立ちして見る…ことまではしませんが(笑)
そして、一旦寝かせて時間を置き、後日また再開します(まるで煮込み料理のようです)。
“手ぐせ”で、よくあるそれらしいWebデザインをつくるのは簡単…あっという間に出来上がりますが、ファーストエレメントではその先のデザイン…Webサイト全体から品位・風格が醸し出されて、強さ、信頼性、やさしさ、楽しさといった印象が見ている人の”無意識”に擦り込まれる、そういうWebデザインを心がけています。意味のある時間をかけています。コンピュータに向かう前の紙のラフスケッチにかける時間の方が長いこともあります。流れ作業ではありません。だから、企画・デザイン料は(田舎にしては)安くはありません。
まとめ
企業のホームページにとって一番大事なことは「お客様が求めているであろう情報を、十分な内容をもって、適切な時期に提供する」こと。そして良いWebデザインは、それを見やすくわかりやすく訪問者に届け、その企業らしさを”無意識”に擦り込んで、記憶に残します。
「デザイン」とは、画像編集ソフトウェアのコマンドを使ってきれいに飾ることではないのです。
意味のある線を、意味のある写真を、意味のある色を、意味のある配置を…
これらは道具(コンピュータ)を使う人間が感性を研ぎすませて行う作業なのです。
当社にお仕事をいただく方からよく聞くことは「ソフトウェアを買って自分でやろうと挑戦したけれど思うようにデザインできなくて素人っぽくなってしまい、プロにお願いしたほうが良いと感じた」ということです。スキルや経験のいる作業ですし、ましてソフトウェアの機能だけでは解決しません。
ぜひ、私たちデザインのプロに任せていただきたいですし、私たちもその期待に応えられるよう日々精進していかなければならないと思っています(元より私たちデザイナーというのは、その質を追求せずにはいられない性格なのですが)。






